ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第04章 段落058 [2011-03-10]

058 There is really very little difference between conception and perception; the former is the cause soul awareness and the latter is mortal sense awareness, and the two should be always united.

058 実際には感知と知覚の間には、本当にほんのわずかの違いしかありません。前者は因の魂による気付きであり、後者は死すべき肉体の感覚の気付きで、両者は常に一体であらねばならないのです。





【解説】

第4章の要旨として、Conception(感知)とPerception(知覚)について、Conceptionを因に属する魂の気付き、Perceptionを肉体の感覚心による気付きと明確に解説しています。つまりは私達の因なる部分と肉体の感覚器官の部分の二つの統合が大事であると述べられています。

両者は機能的には大差は無いとしておりますが、その感知能力には現実大きな差があるものと思われます。よく、因を知ることが大事だとされていますが、それはこの因に由来する感知結果に通常の感覚心を鋭敏にさせよということかと思います。「生命の科学」において、「原因を知ること」の大切さが繰り返し述べられています。どのようにしたら良いかについては、各自の努力と工夫によるところが多く一概には言えませんが、少なくても、私達感覚心が因に関心を持つことが最も重要だと考えます。

毎日の生活の中でも外見からは分からない隠れた要因や仕組み、それらが支える機能について気付くことが重要です。何気ない事象の中に、大いなる因の活動があることに気付きたいものです。こうした歩みの中で、感覚心による知覚範囲が因の領域にまで拡がり、両者が一体になることが出来るものと思われます。


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