ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第04章 段落056 [2011-03-08]

056 Lack of perception is the greatest of the sins of omission; why should a man remain in ignorance when all things lie before him and the very fullness of life prevails within his being awaiting the command to come forth.

056 知覚の欠如は怠慢の罪の内、最大のものです。何故、人間は全てのものが自分の面前に有り、自身の中には命令が来るのを今か今かと待っている生命で満ち溢れているのに、無知のまま留まっているというのでしょうか。





【解説】

よくよく考えれば、私達の周囲にある手付かずの自然の他にも、道端に咲く名も無い草花その他、自然界にあるものは、どれ一つとっても美しさに驚かないものはありません。先日も北海道知床(羅臼)の流氷群や鳥達を見てきましたが、そこに行けば誰もが写真家になることが出来るほど、自然本来の美しさには驚かされました。

また、一方では人体には様々な機能があり、この惑星の人口に匹敵する60兆もの細胞が各々役割を担って活動しており、人体という一つの目的を果たしています。

私達は、自身の外側には豊かで美しい世界が広がり、内には私達の命令一下、忠実に働く細胞群が与えられています。このような恵まれた環境にあって、その状況に気付かず、勝手な不平や不満を漏らしている私達はこれらを与えてくれた贈り主に対して、大変失礼なことを続けていると言えるでしょう。

先日もある会合で申し上げたのですが、私達にとって各創造物がどのような意図、目的で創られたのかを知ろうとすることが最も需要だということに気付く必要があると思っています。このことはひいては私達各人が生まれた目的、今人生の期待された目的について学び知ろうとすることにもつながっています。贈り物を受け取った者はその贈り主の気持を感じ取ることが最低限のマナーであることは言うまでもありません。


第04章 段落055 [2011-03-07] <<  |  >> 第04章 段落057 [2011-03-09]