043 The Word has never given forth a Name and never shall, for in such act would lose its endless and eternal state of Being. But Man, to whom free-will and power was given, who slumbers deep and dreams his mortal dreams, has in his waking moments labelled action and given name to consciousness and form. His eyes at first were dim with mortal slumber; he saw but vaguely through the mist of sleep, and only felt the coarsest of frequencies that shaped the holy substance into form, but those he named so he might build a memory of parts to guide his future waking states, for only by such means can he evolve to recognition of Cosmic Allness.
043 大いなる言葉は決して名前を発したことはなく、今後もないでしょう。何故ならこのような行動を行なえば、その終わりのない永遠の存在状態を失うことになるからです。しかし、自由意志と力を与えられ、深くまどろみ、自らの死すべき夢を見ている人間は、目覚めている間、行動にラベルを付け、意識そして形あるものに名前を付けて来ました。その目は最初は死すべきまどろみで霞んでおり、人は眠りの霧の中でかすかに見るだけで、形あるものに聖なる物質を形づくった振動の最も粗いものを感じるだけでしたが、自分が名付けたものに対して、人は将来の目覚めに導く役割を持つ記憶の部品を作ります。何故なら、この手段によってのみ、人は宇宙の全体性を認識するよう進化出来るからです。
【解説】
常に全体の中、あらゆる要素と可能性を持った未分化の始原的状態こそが重要であり、名称を課して具体的な現象に特化した瞬間、それには時間と空間の制約が生じるということでしょう。その始原的状況は宇宙全体と同一であるが故に永続することとなります。
一方、私達は知覚力が鈍い為に、結果の世界に現れた最終段階のものに気付くだけで、その前の段階、即ち印象や想念レベルのいわばこれから起ころうとする段階やその現象を引き起こし始める因の段階については、全く無頓着だということでしょう。
しかし、それでも人が一つ一つ、自分が出会う物事を大切にし、自分なりの名前を付けることは、それらを記憶し易くすることであり、粗い知覚と言いながらも、将来、宇宙を理解する上では足掛かりになるという訳です。
自然を学ぼうとする気持ち、自分自身を深く知ろうとする態度が重要です。
第03章 段落042 [2011-02-14] <<
|
>> 第03章 段落044 [2011-02-16]