ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第03章 段落042 [2011-02-14]

THE NAME

042 The Word is changeless, whole and complete. The Name personifies the Word - divides Its vastness into many parts, gives place and form to each and every part and power of utterance in an auditory state. The whirling mass of substance called the Earth is to the mortal ears a mighty name, for on its surface humankind evolves and learns a tongue with which to speak the Name of That which in Itself is nameless, yet Earth shall change and pass away in Time, to reunite within the Cosmos. The Word has always been, will always be, the Name has a beginning and an ending.

名前

042 大いなる言葉は変化することなく、全てであり、完全です。名前はその大いなる言葉を個人化し、その広大さを多くの部分に分割し、各々の部分に場所と形を与え、耳で聞こえる発声の力を与えています。地球と呼ばれる高速で回転する物質の塊は人間の耳にとっては強大な名前です。何故なら、その表面で人類は進化し、それ自身名前が無かった大いなるものの名前を話す言語を学んでいるからです。しかも地球は変化を続け、時間経過の中では、宇宙の中で再統合するため、亡くなります。大いなる言葉は常にあり続け、将来もあり続けますが、名前には始まりと終わりがあるのです。





【解説】

人間はそれまで名前が無かったものに名前を付ける能力が与えられたとされています。もちろん、物事に各々固有の名称をつければ分かり易くなる訳ですが、一方では私達はその分割された個別の物、即ち結果物に捉われやすくなってしまいます。人間が分類する遥か前から、各々の植物や動物は地上で生きていた訳ですし、それらの創造物も何不自由なく生活していたのです。

一方、名前を付けたがる私達人間は、名付けたそのものに捉われその形あるものに執着しがちです。しかし、先に述べられていたように、形あるものは、この地球をも含めて時間経過の中では移ろい行く道を歩んでいます。そしていつかは亡びる必然性があります。

しかし、宇宙全体を観ると形あるものは変遷の道を辿る一方で、その源となる言葉、いわばある意味、様々な要素が融合し、混沌とした段階のエネルギーは衰えることなく活動を続け、不変であるという訳です。


第03章 段落041 [2011-02-10] <<  |  >> 第03章 段落043 [2011-02-15]