ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第03章 段落035 [2011-02-02]

035 And this creation, highest of them all, was known as Man, born out of That which has no ending; given dominion, consciousness and love and power over all the lesser things. But he descended into depths of sleep, became unconscious of the vaster kingdoms, forgetful of the Glory that exists and dreamed, instead, into existence, the changing image of mortality.

035 そしてこの全てのものの最高位の創造は人として知られ、終わりなきものの中から誕生したものとして知られました。それは全てのより下位のもの達への統治、意識と愛そして支配力を授けられました。しかし、人は眠りの奥深く身を落とし、広大な王国を自覚せず、存在し夢に描いた栄光を忘れてしまい、代わって移ろい行く死すべきイメージを存在させてしまいました。





【解説】

現に私達は眠りに落ちて、自分達本来の恵まれた環境を忘れ、移ろい行く現象の世界のみを生きていると言っています。よく悟りや覚醒とかと表現しますが、それはこれらの眠りから覚めて、本来の姿を見るようになることを意味します。

眠りという表現の中には、単に身体が休息を求める自然の睡眠を意味するものではなく、怠惰に由来する「惰眠」という意味も含まれていることでしょう。テレパシー講座の時にもありましたが、外部からの印象に気付くためには、私達は感受性を高めなければならず、感覚を磨くことは、この「眠り」とは対極をなす状態と言えます。

野生動物が絶えず外界のどんな変化も見逃さないように警戒の状態を通じて、真相に気付こうとすることから始める必要があるように思います。


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