ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第03章 段落034 [2011-02-01]

034 Out of Cosmic Cause are worlds and planets whirled into existence; out of such formless beauty has evolved form upon form until at last there came one form so perfect in its geometric pattern that it possessed the possibilities of understanding Cause. And so into this form was poured the Breath which speaks the rhythm of creation into being, and it was given power to perceive all existence; and it was also blessed with power to name that which before had been but nameless.

034 宇宙の因の中から、諸天体や諸惑星が渦を巻いて誕生しています。このような形の無い美しさの中から、次々に形が進化し、遂にあまりにその幾何学的パターンが完全である為、因を理解する可能性を持った一つの形あるものが出現しました。そしてこの形あるものの中に創造のリズムを語る大いなる息吹が注ぎ込まれました。そしてその形あるものは全ての存在を知覚する力を与えられたのです。そしてその形あるものはまた、それ以前には名前が無かったものに名付ける力を授かったのです。





【解説】

私達人間がどのようにして原初に誕生したか、また創造物の中における位置付けについて語られています。

よく芸術家が彫刻であれ、絵画であれ、人体のデッサンを基本とするようですが、その人体の形そのものの持つ価値について、本項では特別な意図を持った創造物だとしています。私達人類は本来、他の存在に名前を付けて認識し、あらゆる存在を知覚出来る潜在能力があるという訳です。

その私達自身、果たして与えられた身体を十分、大切にしているのでしょうか。劣悪な環境の中に住む私達ですが、それに加えて余計な心配や所有欲、自我の感情の上がり下がりで、その心は疲弊して、身体の管理もままならない状態が続いているのではないでしょうか。

私達の存在の原点は、本項で書かれているように天与の能力を素直に受け継ぎ、発展させることにあります。創造主の期待を担う私達は、このことにいち早く気付いて、少しでも各自がつまらぬ重荷を下ろすことが必要です。


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