ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第03章 段落030 [2011-01-24]

030 Throughout all space the Word reverberated; It set in motion all the Primal Essence until the whole span of Infinity swayed to the Heart-beat of the Mighty Oneness. Rhythm on rhythm rose and fell in one great undivided harmony, for deep within the bosom of the Word there surged the wondrous Love Song of Creation.

030 全宇宙にその大いなる言葉が鳴り響きました。無限の広がりの中でその力強い一体感の鼓動に従って揺れ動くまで、それは全ての基本的存在を揺り動かしました。律動に次ぐ律動が起こり、また過ぎ去りました。何故なら、大いなる言葉の胸の奥深く、創造の素晴らしい愛の歌が沸き上がったからです。





【解説】

本項は原初の創造の物語を語っているものと思われます。

最初に「言葉」があったと前々項(028)で述べられています。その言葉は次に具体的な力を発現させて、広大な宇宙全体に続くという大いなる創造の作用が始まりました。宇宙空間には具体的な存在として様々な原子あるいはそれに近い基本物質があったものと思われますが、その基本物質がその鳴り響く「大いなる言葉」の振動に揺り動かされて行きます。やがてその影響は宇宙空間全体にまで及ぶことになります。

そして遂には宇宙全体がその振動に同調し、その過程で様々な形あるものが形成されて行きます。その際、大いなる言葉は単純な旋律を発信するのではなく、多様なリズムを繰り出し、それに応じて様々な創造物が創られたということでしょう。

宇宙の中のあらゆるものが、こうして一つの源泉から生み出されたこと、私達はそれ故に皆、同じ創造主の子供であることが分かります。


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