ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第03章 段落023 [2011-01-13]

023 Time is the instrument used to measure the movement of Beings - the element action creates in its path from the formless to the formed. In Eternity always you are, but in time you're unstable, inconstant.

023 時間は存在物の運動を計るために用いられる道具であり、その基本的作用は形無きものから形あるものへの道筋の中で、創造的な働きをします。永遠の中ではあなたは常に居ますが、時間の中ではあなたは不安定で変わりやすいのです。





【解説】

前項(022)では私達が時間と空間の中に居ると説かれました。本項ではその内、「時間」とは何かについて説明しています。

時間は運動を計る手法(道具)であると本項は明言しています。私達の時間感覚でも大変充実した一日は長く感じる一方で、不活発な日は時間の経過が早いと感じるものです。老人の一日と伸び盛りの子供の一日とは大きな違いがあるように思います。

また、その時間の流れの中で、形無きものから形あるものに創造されて行くのが基本的な流れであるとしています。その典型例が受精から誕生までの生命体の創造の過程かと思います。文字通り、時間経過につれて創造的な活動が広く起こっている訳です。

一方、その逆の事象もあります。老化や死がそれです。私達は誕生からやがては死を迎えますし、ある年齢以降は身体も衰えて来るものです。また、時間経過とともに、同じ人でも、その性格や身体の概観が変化します。そのように時間とともに私達、形あるものは変化して行くのですが、一歩下がって人生行路全体を見渡す時、本文にもあるように、私達の人生の歩みは、その死の先も続いていることに気付かなければなりません。


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