ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第02章 段落019 [2011-01-07]

019 "You shall know the truth and the truth shall make you free." And the truth is that all things are true - true in a relative sense, I grant you, - relative to all other parts, but until men recognize and give due consideration to the Cause of all actions they will never be free. Only in uniting our efforts, acknowledging a common purpose can we bring civilization to a unified state of understanding and progress.

019 「あなた方は真理を知ることでしょう。そしてその真理はあなた方を自由にする筈です」。その真理とは全てのものが真実であるということ、相対的な意味において真実であるということであり、私としては全ての他の部分との相関性においてとあなた方に認めましょう。しかし、人々が全ての行動の因を認め、当然支払われるべき考慮を払わない限り、彼らは決して自由にはなれません。私達の努力を結集し、一つの共通の目的を認めることにおいてのみ、私達は文明に統合された理解と進歩の状態をもたらすことが出来るのです。





【解説】

かつてイエスが民衆に対し述べたとされる「真理を知れば自由なれる」とする言葉の意味について解説しています。その重要な所は私達は自分達が把握している「真実」なるものは決して絶対的なものでなく、あくまで相対的なもの、他のものとの相関性の中で位置づけられるものであるということです。

その捉え方は、いわゆる「絶対的」なもの、これしか正しいものがないとする既存の宗教的なものとは、大きく異なります。代わって、一つずつ確かめながら、更に視野を深め、また拡げて行く求道者、探求者の道程に近い概念です。

長い人生の中で、その時その時の状況の中、私達は各々真理を求め何らかの真理や人生観を得てきたものと思います。しかし、その「真理」は不変のものでなく、各自のその後の歩みの中で、より大きな視野、より深い見識の中に統合されて行くべきものです。

その時、大事なものは、私達が各々の行為や活動の中の真の因に思いを致し、各々の活動の中に共通する目的を見つけようとする姿勢です。その因として流れる創造主の意図を学ぼうとする気持が進化の源だと言うことが出来るでしょう。


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