ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 4章 段落386 [2010-12-06]

386 Impatience is a major cause of unbalance in our lives, and interferes when impressions are coming to us. Our zealous desires often inject our own sense ideas in place of waiting for the full thought; and we distort the true meaning of the impression. Logic tells us to be patient and observant. We should learn to obey logic from the Cosmic angle.

386 せっかちが私達の生活の中の不均衡をもたらす主要な原因ですし、それは印象類がやって来た時に介入します。私達の熱狂的な願望は、しばしば本来の完全な想念まで待つべき所に、私達自身の感覚のアイデアを注入してしまうのです。そして私達は印象の真の意味をゆがめてしまいます。道理は私達に忍耐強く、またよく観察するよう教えています。私達は宇宙的角度から道理に従うことを学ばなければなりません。





【解説】

この講座も余すところ、あと2回で完結するところまで来ました。

本項では著者が伝えたい事項のまさにエッセンスが述べられているように思います。

とかく私達は何事につけ要求や願望が強く、ある意味では自己実現や欲求・欲望の強い生物のように思います。しかし、このことが印象への感度を鈍らせ、印象の解釈を誤らせる等、逆に進化を遅らせていることに気付く必要がります。

解決方法はここで言う忍耐と表現されているように、自らの心の暴走を抑制することです。全面的に宇宙の印象を信頼し、任せて、その指導の下に生活する。その中で必要な知識や技能を修得して次のステップに移行するということかと思います。

浅学の私には詳しいことはわかりませんが、その欲を捨て、忍耐強く宇宙的な印象に従おうとする姿勢は中国の老子にも似たところがあるように思います。自分自身も含めて、あらゆるものの観察者になることでテレパシー能力も自ずと身に付くことでしょう。


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