ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 4章 段落384 [2010-12-02]

384 The mind is made up of the four senses, and they should be educated for the purpose of acquiring knowledge; rather than passing judgment. Mind is a catalyst, or go between, uniting matter and Intelligence. When, through its personalized reasoning mind combines the two wrongly, the results are usually unpleasant. Remember, we have said we are living in what could rightly be called a chemical universe; conceived out of Intelligence, and perpetuated by Force. Any student of chemistry knows that wrong combinations of chemicals can produce undesirable results. So any time your actions result in unpleasant experiences, analyze the combinations you have put together.

384 心は4つの感覚から成り立っており、それら4感覚は知識を獲得する為には、裁きを下すのではなく、教育されねばならないのです。心は物質と英知を結びつける触媒であり、仲介者です。心の個人化した推論を通じて心が両者を誤って結びつける時、その結果は大抵、不快なものになります。覚えておいて欲しいのは、私達はまさしく化学的な宇宙と呼んでよいもの、英知の中から孕まれフォース(訳注:宇宙の力)によって永続されるものの中に生きていると私達が言って来たことです。化学を学ぶどんな学生でも化学物質の誤った組み合わせは望ましくない結果を作り出すことを知っています。ですから、あなたの行動が不快な体験になったとしたら、その時はいつもあなたが両者を結びつけた組み合わせについて分析することです。



【解説】

重要だと思うのは、自分が辛い体験をしたり、困った状況に陥った時、本項の内容を思い出せるかにあります。そのような場合、通常はその現実から逃避したり、先延ばしにする対策がとられますが、本項では違います。つまり、私達が原因と結果の確固たる世界に生きていることを先ず認識する必要があります。誤った入力は誤った出力をもたらすという訳です。

本項はそれを心が物質と英知を仲介する機能があり、その両者を誤った組み合わせで結びつけると問題が生じるとしています。簡単な例はノーベル賞の由来でもあるダイナマイトです。鉱山で利用すれば大変有効な力を発揮しますが、戦争で用いればとんでもない破壊兵器になる訳です。

私達の心は、そのような破壊的想念を取り入れることもありますし、そのような心境になった時、手元に武器となるような物があれば、何をしでかすかはわかりません。

日常生活の中で、問題にぶつかった時、それらの原因を自分の心と選択した物質的手段との組み合わせについて省みることが必要だということです。


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