ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 4章 段落377 [2010-11-23]

377 Jesus used the word Father when speaking to the children of the world, for although He knew there was no word capable of conveying the true meaning of the Supreme, the term Father would give man a feeling of warmth, love, and oneness. And when we awaken this quickening in our minds as did Peter, we are actually entering the Kingdom of Heaven. For the Kingdom of Heaven is the Kingdom of Cause . . . while the kingdom of earth is the kingdom of effect.

377 イエスはこの父という言葉を、この世の子供達に対して語る時のように用いました。何故なら、至上なるものの真の意味を伝えられる言葉は無かったことをイエスは知っていて、父という言葉が人に温かみや愛、そして一体感のフィーリングを授けることを知っていたからです。そして私達がペテロがしたように、この胎動に目覚める時、私達は実際には天の王国に入っているのです。何故なら天の王国は因の王国であり、方や地の王国は結果の王国だからです。





【解説】

イエスが父と言った時の真の意味が本項で明かされています。信仰の源である創造主に対する認識表現の一つとして、子供(私達)がその保護者である父に対するように感じる存在として、イエスは当時の人々に「父」と表現した訳です。

これについては現代の私達にも当てはまる気がします。各自にとっていつも頼りになり、その庇護の下、日々の暮らしを送っている私達は「父」の子供であるからです。

これは、皆様各人が今後、生きて行く中で、時として困難な状況に立ち至る場合があるかも知れません。しかし、そうした中にあっても、常に見守ってくれる存在が「父」であり、宇宙の全てを因から支えてくれる存在だと考えます。

ただ、そのような恩恵に授かる為には、先ずは父に気付く必要があり、ペテロのように一途に至高なる因の胎動に注意を払うことが必要だということです。




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