ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 3章 段落355 [2010-10-18]

355 The human being is the most highly organized and sensitized instrument of manifestation. He is therefore most capable of tuning in to the lesser vibrations, objectifying them, and rebroadcasting them into the universe as higher expressions. We cannot help being affected by the varying frequencies of the chemical universe in which we live, nor can we help affecting others by the thoughts we send forth into the mind-ether of space. We need only to become aware of such relative currents to make use of these facts.

355 人間は最も高度に組織化され、鋭敏化された創造の道具です。ですから人間はより下位の振動に同調させ、それらを客観化し、それらをより高次な表現物として宇宙空間の中に再放射することが出来るのです。私達は私達が住む化学的宇宙の変化する振動によって影響を受けざるを得ず、私達が宇宙の心のエーテルの中に送信する想念によって他者に影響を与えざるを得ません。私達はそれらの事実を活用するためには、それらの相対的な流れについて気付くようになるだけで良いのです。





【解説】

本項の前半はいわゆる芸術について語っているものと思われます。画家や音楽家が造り出す作品は、自然界に存在するものをより純化し、精緻なものに高めたものとして再表現しています。普段、鈍感な私達がそれらに美しさを感じるのは、本項で述べられている高次な表現物として出来上がっているからに他なりません。

また、これらの作品を観て、感じる想念は再び宇宙空間の中に広がり、相互に影響を及ぼしあうことになります。印象や想念の力がすごいのは、そのもの自体の実現力ばかりでなく、他への影響が大きいことにもある訳です。ましてや、今日、テレビやインターネットを通じて容易に情報が伝わる現在にあっては、より良い想念を文字その他に表現した上で世の中に発信することも意義あることだと思っています。


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