ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 3章 段落352 [2010-10-13]

352 It is possible for the sense organs to be so sensitized, or refined, that they are capable of intercepting vibrations from a great distance, or they may receive higher frequency vibrations than can be heard by the normal individual. We are all aware that both our sight and hearing are limited to a very short range, compared to what our scientists know is possible. Yet, occasionally, individuals are born with exceptionally keen sight, or acute hearing; enabling them to see much greater distances, or hear higher or lower pitch frequencies than the average. But these are physical attributes. Two good examples are to be found in the bird and animal kingdoms. The bird, with its microscopic eyes can detect the movement of tiny life forms from high in the air. The silent dog whistle familiar to us all, is pitched too high to be audible to human ears, yet canines respond immediately.

352 感覚器官が鋭敏にされ、あるいは純化されることで遠距離からの振動を傍受したり、普通の人間が聞こえるよりも高い振動数を聴くことができるというのはあり得ることです。私達は皆、私達の視覚や聴覚は私達の科学者が可能だと知っている範囲と比べて大変狭い範囲に限られています。それでも時折、例外的に鋭い視覚や鋭敏な聴覚を持って生まれた人々もあり、はるか遠くが見えたり、平均より低い音律を聴くことができています。しかし、これらは肉体の属性です。二つの良い例が鳥と動物の世界に見い出すことができます。鳥はその顕微鏡的な眼で上空高い所から小さな生き物の動きを見抜くことが出来ます。私達皆に馴染みのある無音の犬笛は人間の耳には高過ぎて聞こえませんが、犬達はそれにただちに応答します。





【解説】

よく言われる例として各感覚器官を家の窓に例える話があります。当然のことながら、窓自体が曇っていたり、損傷していては中にいる人間に外の本当の姿を見せることは出来ません。また家という肉体を与えられている人間にとって窓の存在は外の世界を写す大事な経路となっています。与えられた家を長もちさせるには、普段の手入れが大切で、粗末に取扱っていては家はすぐに傷んでしまいます。

本項はこれら肉体の窓である感覚が唯一のものであるとは言っておらず、印象の経路の方がはるかに重要であるとしていますが、これら既存の感覚についても訓練次第では、あるいは生来的には現状よりはるかに精度が高く、広範囲であることが述べられています。各感覚器官も訓練によってはその鋭敏さを開発発展できるとしています。ちなみに人間の眼には1mm四方に約16万個の視細胞があるのに対してタカの視細胞は約100万個と人間の6倍以上の視力があるとのこと、また人間の可聴域が20〜20000ヘルツであるのに対し、犬では40〜65000ヘルツと言われています。


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