ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 3章 段落351 [2010-10-12]

351 We have shown earlier how emotions affect not only the brain, but the body as a whole. Every cell composing it reacts to the thought. So in the case of the above mentioned mental picture, the thoughts of deception in the mind of the man produced certain chemical changes in the cells of his body; and impressions from his body cells alone could have been received. However, in this particular instance, the thought actually passed through the brain-amplifier, and therefore created more forceful waves in the mind-element of space. These waves exerted definite pressures around innumerable people, yet they were ignored. One person-myself, in this case-being in a state of receptivity, became aware of this pressure acting upon my body, and allowed the transmission of it to register upon my brain without interruption.

351 私達は以前、どのようにして感情が頭脳だけでなく身体全体に影響を与えるかについてお示ししました。身体を構成しているあらゆる細胞が想念に反応するのです。ですから、上述した心の映像の場合、その男の心の中の策略の想念は彼の身体の細胞に何らかの化学変化をもたらしました。ですから彼の肉体細胞からの印象だけでも受信は可能だったのです。しかし、この事例の場合には、その想念は実際に頭脳増幅器を通った為、宇宙空間の心の要素の中により強力な波動を創り出しました。これらの波動は無数の人々の周囲に明らかなる圧力をもたらしましたが、人々は無視したのです。この場合、私一人が感受出来る状態であったため、私の身体に加わるこの圧力に気付き、その圧力を妨害することなく、私の頭脳へ伝え、登録させたのです。





【解説】

ここで通常、私達が「想念」と言っているものには何種類かの段階があるものの、私達が感じる大部分は送信者の頭脳で増幅され発信された、ある意味強烈な力を持った波動ということが分かります。この想念波は「波」である以上、伝える媒体が無くてはなりませんが、本項でそれを「宇宙空間の心の要素」と表現しています。つまりは私達を取り囲む空間はこれら想念を伝える媒体となっているという訳です。また「心の要素」という表現から、宇宙空間を広大な心、想念を通過させるものとして表現していることも注目したいところです。ある意味、宇宙空間が一つの心として全てを包んでいるということでしょう。

またこのように私達が想念を伝える媒体の中に生きているということは、誰でも他者の想念を捕捉することが出来るということになります。想念自体があらゆるものに作用する以上、つまらぬ想念を抱くなという意味が分かります。少しでも良質な想念を発することが周囲の人々にとっても自分の周りの環境にとっても極めて大事なことなのです。


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