ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 3章 段落343 [2010-09-29]

343 By observing the trend of human behavior during a change in atmospheric conditions, we have positive proof that chemical action does affect the cell consciousness. When the barometer drops a few degrees, many human mentalities drop with it. Any change in atmospheric pressures, such as those found at different elevations above sea level, influence the cell action of the body. This is noticeable to anyone, for the change of a few thousand feet will affect us all to some degree. As we climb higher, our heart action and respiration are speeded up, and at high altitudes physical exertion is an effort until the body cells make the necessary adjustment to the lighter atmospheric pressure with its accompanying lack of oxygen. Some people are so sensitive to this, that their bodies are aware of a change of only a few hundred feet.

343 大気の状態変化の間の人間の行動傾向を観察した結果、私達は化学作用は細胞の意識に影響を与えるという明確な証拠を得ています。気圧計が数度降下した時にも、多くの人間の思考状態はそれと一緒に低下します。大気圧のどんな変化も例えば海水面から異なる高度にある場合に肉体細胞の活動に影響を与えます。これは誰でも気付くことで数千フィートの変化は私達全てに影響を与えることでしょう。私達がより高く登るにつれて、私達の心臓の鼓動と呼吸は早まりますし、高い標高での肉体の消耗作用は肉体細胞が酸素欠乏を伴う薄い大気に馴れるまでの努力なのです。ある人々はこれに対し大変鋭敏で、彼らの肉体はわずか数百フィートの変化にも気付きます。





【解説】

鈍感な人間と言えどもある程度以上の外界の変化に対しては、その精神状態も影響されるという訳です。この典型例は日の出来光に対するものでしょう。今迄暗かった空が次第に白み始め、東の地平線や水平線から橙色の太陽が顔を出す時、私達は自ずと偉大な太陽を崇める気持になります。古来からの太陽信仰の片鱗は現代の人々の中にも宿っています。

一方、暗く厚い雲が空を覆い、冷たい雨が降る日はよほど、注意していないと気分も低下しがちです。私達はこのように周囲の環境からも影響を受けがちなのです。しかし、雨は植物達にとって必要不可欠な生きる糧であり、日照りに比較すれば喜ばしいものでしょう。同じ現象を暗い側面からみて影響を受けるのか、プラスの面の意義を見つけてその現象の価値を見い出すのか、どちらを選ぶかは全くの本人の自由な訳ですが、多くの昆虫や植物を観察すれば、彼らは皆、これら自然の変化に柔軟に対応している様子が分かります。


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