ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 3章 段落341 [2010-09-27]

341 For instance, geologists have discovered that a great earth fault lies along the Pacific coast of America, extending from Alaska to Mexico, and beyond. Varying pressures are being exerted here, and the earth around the fault has a certain strength of cohesion; but accurate readings of this are not ascertainable by the use of present day instruments. So a1though geologists know that this portion of the earth's surface is destined to move from time to time, producing earthquakes, because of their limited knowledge of actual conditions they cannot predict a definite date for these disturbances, nor can they estimate the severity to be expected.

341 例えば、地質学者はアメリカ大平洋岸に沿ってアラスカからメキシコ、更に遠くまで一つの巨大な断層があることを発見しています。変動する圧力がここで働き、また断層の周囲の地殻はある一定程度の結合力を持っています。しかし、この正確な値の読み値は今日の計器を用いては確かめることは出来ません。そのため地質学者はこの部分の地表は地震を発生させ、時折動く運命にあることは知っていても、現実状態に関する彼らの限られた知識の為に、彼らはこれらの変動の正確な日付を予想したり、予期すべき激しさについて予測することが出来ません。





【解説】

米国地質調査所(USGS )は全地球規模で現在何処にどの程度の地震が起っているかを示した地図を公表しています(http://earthquake.usgs.gov/earthquakes/recenteqsww/)。それによれば、本項で述べられているように、太平洋の周囲を地震多発地帯が取り囲んでいることが分かります。日本やインドネシア等、いわゆる地震国もその断層の上にあるという訳です。

地球全体がどのような動きをしているのかは、地球の自転速度や太陽系としての要因も大きいものと思われます。地震や火山噴火は皆、地球内部の大きな活動の側面なのですが、とかく私達は各々の現象を個別のものと思いがちです。大地を揺らす大きなパワーがどのような原因で発生するかは想像もつきませんが、地表内部に大きな圧力と熱が存在し、私達はそのわずかな地表に一時的に住みついている生き物なのかも知れません。先に訪れた三宅島で噴火の跡に立った時、それはまさしく創造主がかつての創造物を壊して、新たに万物を創造する現場に立っているような何か神聖な印象を感じがしました。山を信仰する古来の人々の心情も理解出来たように思います。


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