ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 3章 段落340 [2010-09-24]

340 Yet no civil engineer, nor geologist, nor seismologist can predict earthquakes. Why? For the simple reason they are not in possession of all the facts relating to the earth. Yet these facts exist as absolute frequency data! For if they did not exist, there would be no cause to produce the eventual effect.

340 それでも土木技術者も地質学者、地震学者も地震を予測することは出来ません。何故でしょうか。それは彼らが地球に関しての全ての事実を保有していないという簡単な理由からです。しかしこれらの事実は絶対頻度データ(訳注:このfrequencyの訳語については迷う部分もありますが、ここでは頻度としました。「絶対頻度」とは過去にどれくらいの頻度で地震があったかを示すものだと考えます。)として存在しています。何故なら、もしそれらが存在していないとすれば、そのいつかは起る結果(訳注:地震のこと)を作り出す原因が無くなることになるからです。



【解説】

先日、機会があって三宅島に渡り、数日を過ごすことが出来ました。三宅島はご存知のように2000年6月に大噴火が起り、9月には全島避難が実施され、ようやく2005年に避難解除がなされたところです。あれから10年が経過しており、帰還から5年が経っているのですが、今も立入り禁止地区があるなど、火山ガスが少量ながら発生している状況でした。

島を案内してもらった中で、実はこの三宅島はおおよそ20年に1度の噴火が起っており、かつての溶岩流出の跡や海岸付近の噴火跡を見ることが出来ました。島の海岸寄りの部分の多くは緑豊かな所のままですが、中央の山(雄山)付近は立ち枯れた高木の裸の幹や、かつての牧草地は緑が無い灰色の山斜面となっており、噴火の威力を目の当たりにしました。

それでも小鳥達はにぎやかにさえずっており、三宅の豊かな自然を満喫しているようでした。

とりわけ印象に残ったのは、鉄が最も火山ガスに弱い材質であることでした。酸性の火山ガスによって樹木は枯れてしまいますが、一方では幹は葉や皮を落としてもなお、その場で立ち続けています。しかし、鉄製品はすべて錆落ちており、跡形もありません。樹木や石等、自然界のものに比較して人間が創ったものが如何にもろいものかを知った次第です。


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