ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 3章 段落334 [2010-09-13]

334 All knowledge is available to man from the vast sea of thought in which he lives. Out of the billions of thought-rays that radiate from the center of projection of one action, only ten may be intercepted by human intellects; while the rest of the thought-rays will travel on through the universe. Yet, at any time they may be picked up by an individual who is receptive to them. Though all the writings of man be destroyed, a truth once recognized can never be lost; for it has made its impression upon the mind-substance of space, and remains a universal memory. In the ancient teachings these thought patterns, or individualized records of action, have been referred to as the Akashic records; while the Bible speaks of them as the Book of Remembrance.

334 人には自らが住む想念の広大な海から、すべての知識が入手可能なのです。一つの行動の放射の中心から発する何十億もの想念線の中で、人間の知性はわずか10個の想念しか感受しないかも知れません。しかし、その一方では残りの想念線は宇宙空間を進行し続けます。しかも、いつかそれらは感受できる個人によって取り上げられるかも知れません。人間の書いたもの全ては破壊されたとしても、一度理解された真実は決して失われることはありません。何故ならそれは宇宙の心の物質の上に印象づけられ、宇宙的な記憶として残るからです。太古の教えの中では、これらの想念パターンあるいは個々の行動の記録はアカシックレコードと言及して来ており、聖書はそれらを記憶の書と呼んでいます。





【解説】

テレパシー能力を高められれば、私達に書物は不要になるとさえ言えることになります。広大な宇宙の各地で発見された真実は、瞬く間に宇宙の隅々にまで広がって行き、それに同調できる者があれば、その得られた真実を共有することが出来るという訳です。

そういう意味では、私達の想像を超える量の情報が宇宙空間に存在している訳で、私達はひたすら自分の感覚心を鎮めて、自分自身を横切る「妙なる調べ」を受け止めるだけに鋭敏さを磨く必要があるだけです。「Share(分かち合う)」という表現がありますが、想念レベルにおいてはまさに、真実を知った喜びを分かち合うことが日々、行われていることになります。世界の離れた場所で同時期に同じような発明、発見が起ること等、地球の上でも同様な現象が起っているのはその為でしょう。

本項の記述からも分かるように、アカシックレコードなる所に何か特別なルートで到達するようなことはなく、宇宙空間を流れ、空間に存在する想念波を感知することが、それらの太古からの記憶を読み解くことの真実の姿であることが分かります。


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