ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 3章 段落333 [2010-09-10]

333 Why should one delve into such a dangerous medium when he can recall his past without the aid of a hypnotist? When man gets to the eternal care of his real Self, this can be done in a true sense. Then will be revealed to him the many states through which he has passed in development; and the purpose for which the form of man was created. For the first time, he will then realize that he was a witness as one with the Father to all creation; for the story of creation and the part man played in it has been indelibly impressed throughout space. Therefore, since man is the product of space, and he is a Divine Thought in action, he ever strives toward his natural heritage; which is an understanding of the Primal Story.

333 人は催眠術師の助けを必要とせずに自らの過去を思い出すことが出来るにも拘わらず、何故このような危険な媒体を詮索しようとするのでしょうか。人間は彼自身の真の自我による永遠に続く庇護に到達すれば、これは真の意味で為されることになるのです。そうなれば、自分が成長の過程で通過した多くの状態を自らに現すことでしょう。また、その人が創造された目的についてもです。その結果、彼ははじめて自分が全ての創造の父と一つになった目撃証人であったことを自覚することでしょう。何故なら、創造の物語とそこにおける人間が果たす役割は宇宙全体に消えることなく印象付けられているからです。従って、人間が宇宙の産物である以上、また人間が活動する聖なる想念である以上、人は自分の自然の相続財産、即ち原始の物語の理解に向かって努力を続けるのです。





【解説】

自分自身の本当の姿を知る程、各自が真の自我に近付ければ、その後は次々に過去生も明らかになると明言されています。また、同時に自分の何回にもわたる過去生の記憶がよみがえることで、私達自身が宇宙空間の申し子として生きていることを自覚するだろうとしています。

おそらく、様々な星や地域で生きていた自分自身を知れば、私達が宇宙の子供、宇宙から生まれ出ていることが理解されるものと思います。また、生まれ変わりについて言えば、それは万物の創造、すなわち、一見、形の無い「無」から形を持つ「有」を生じることであり、それらの過程を間近に見ることになれば、それは本項で言う「創造の目撃証人」そのものになります。

自分自身を理解する過程の中で、実は自分自身の中に宇宙全体にも及ぶ創造のひな形があることに驚くことになりそうです。


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