ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 3章 段落325 [2010-08-31]

325 Science has discarded the idea that universal ethers are a fixed standard of space, being absolutely motionless: and they now admit that nothing in the universe is entirely at rest. The units composing ether are in constant motion, as are the units of matter; and all are stirred by the same element of animation that gives impetus to thought. Just as each action within the human form leaves its impression upon the body cells, so every action that takes place in the universe leaves an impression, upon the cells of ether - not as a form-picture, but as a frequency.

325 科学は宇宙空間のエーテルが全く動きのない固定化した宇宙の基本単位であるとする概念を捨て去って来ました。そして彼らは今や、宇宙には何一つとして完全に静止したものはないことを認めています。エーテルを構成している各単位は物質の各単位がそうであるように、常に活動の状態にあります。そして全ては想念に衝動を与えるのと同じ要素によって揺り動かされています。丁度、人体の内側の個々の活動がその印象を肉体細胞に残すように、宇宙空間で起るあらゆる活動はエーテルの細胞単位に印象を残すのです。それは形のイメージではなく、振動としてです。





【解説】

本文で指摘するように想念波動を伝える媒体として古来から「エーテル」という概念がありましたが、ここではそのエーテルについて、従来の静止した媒体ではないことが明らかにされています。宇宙自体は活動的であるとされて来ましたが、その活動がそれらエーテルの構成要素に印象を与えること、またその印象は振動である等のエッセンスが述べられています。

想念を生み出す衝動、即ち、言語に表わされる以前の意思やアイデアが重要であり、それらがいわば、「因」となって具体化した結果が生まれる訳です。これら各過程において、静止している期間は無く、各々が活動的な営みを送っていることになります。その基本的な印象の正体は衝動(振動)であり、従来言われているような画像イメージではないと言っています。

何かを行いたいとする衝動こそが力を持っている訳で、高品位なそれら衝動を如何に多く取り入れられるかが生活を生き生きしたものに出来るかの決め手になります。


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