ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 3章 段落316 [2010-08-16]

316 This geometric pattern of magnetic and electric rays is the cause of all manifestation. So, inasmuch as the human is capable of perceiving these vibrations consciously, there is only the necessity of overcoming the illusion of time-space interference in order to foresee future events-or look back on past happenings.

316 この磁気的及び電気的な放射線の幾何学パターンは全ての創造作用をもたらす因なのです。ですから、人間がこれらの振動を意識して知覚することが出来る限りは、未来の出来事を予知したり、過去の事件を回顧する上で必要なのは、時空の幻影の妨害を克服することが必要なだけです。





【解説】

短い文章ではありますが、本項は壮大な宇宙における創造の原理を示唆する内容となっています。

まず第一に注目すべきは「幾何学パターン」についてです。これについて思い当るのは、そもそも私達全生物はDNAという遺伝物質を各々の細胞の中心に持っていますが、そのDNAの主たる成分はアデニン(A)、グアニン(G)、シトシン(C)、チミン(T)の4つの塩基の組み合わせでであり、その4種の要素で全ての遺伝情報が表現されていることは周知の通りです。このA-G-C-Tの組み合わせこそが、本項で言う幾何学パターン、即ち「模様」のことかと思います。また、同様に、チベット仏教の曼陀羅絵その他の幾何学パターンについても同様な意味があるように思われます。

また、波動は他の波動と会合した場合、縞模様が出来ることが知られています。想念波動によっても同様な縞模様が形成されることも考えられますし、それこそ、本項で言う「幾何学パターン」(模様)を意味するものと思われます。

更に、私達が想念活動に気づける様になったとしても、それを妨害する要素があると本項では述べています。「時空」の過った概念がそれだとしています。これについては、確かなことは分かりませんが、物事の真実の姿、即ち、物事が宇宙の因から発せられてから具体化するまでの時間的経過や空間上の位置等の結果の領域に目を奪われることなく、その現象の源泉となる因、即ちこの幾何学パターンに注目せよと言っているように思われます。


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