ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 3章 段落315 [2010-08-13]

315 Let us imagine the universe as an infinite expanse of space-force in a passive state of activity, denoting a condition of calmness. Every positive, or aggressive motion within that calm sea of space-force will produce an impulse, or vibration, throughout the whole span of the universe. And as every impulse, whether of light of thought vibration, will continue traveling through space until it has dissipated its energy either through friction, or has transmuted it by contact, when we introduce the time element we can understand that at some time practically every ray will contact every other ray in the universe.

315 宇宙空間を静けさを象徴する受動的な活動状況の中にある宇宙的力の無限の拡がりとして想像して見ましょう。その静かな宇宙的力の海の中では、あらゆる肯定的あるいは積極的な運動は一つのインパルス(訳注:衝撃、衝動)あるいは振動を宇宙空間全体にわたって作り出します。そして各々のインパルスはそれが想念振動の光であろうと、摩擦でそのエネルギーを消散するか、接触によって改質されない限り、宇宙空間を進み続けることでしょうし、私達が時間の要素を取り入れるなら、私達はいつの日にか、あらゆる放射線(訳注:想念波動)は宇宙空間で他の放射線と接触するだろうことは分かります。





【解説】

静寂な宇宙空間をここでは「受動状態」と表現されています。その空間の中を私達の想念、即ちある意味、私達の意思として肯定的で積極的な想念が放射されると、それらはこの宇宙空間を進行して行くことになります。果たして宇宙空間が無音であるかどうかは不明ですが、地球の宇宙飛行士が撮った映像から、そこが暗黒の静寂空間であることが知られています。

この静寂空間を本項では「受動的活動状況」と表現しています。私としては何らかの活動を促す波動が来れば、それに呼応して運動を起こすというイメージを持っています。その宇宙空間に想念が放出されると、その波動は次々に空間に伝わり、はるか遠隔地まで伝播することになります。よく聞く話として、地球の宇宙飛行士達が宇宙空間に出ると、何か特別な感覚になる等の話がありますが、それは自らの想念がより明瞭に宇宙空間に吸収され、伝わって行くことを感じ取ることかも知れません。

やがてこれら想念は宇宙空間に拡がり、その過程であるものは消失するかも知れませんが、あるものは留まり、様々なものと接触し、相互作用を起こすと本文では述べられています。受け身の宇宙空間に対して積極的な想念の働きが如何に大きな影響をもたらすかについて、私達は未だその重要性について気付いていないのです。


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