ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 3章 段落313 [2010-08-11]

CHAPTER V

Clairvoyance, Clairaudience, Premonitions, Etc.



313 Through ignorance, man has endowed clairvoyance, clairaudience, the ability to foresee future events, etc , with mystical, unknowable powers. We are inclined to view with awe that person whose hunches are invariably right, and attribute this ability to a mysterious extrasensory origin. But the use of any or all of these, whether consciously or unconsciously, is merely perception, or alertness, working in the individual. This is true not only in regard to personal affairs, but this perception can also encompass universal conditions.



第3章

透視、透聴、予知、その他



313 無知故に人は透視、透聴、未来の出来事を予測する能力その他を神秘的な人知を越えた能力のせいにして来ました。私達はその予感がいつも変わることなく正しい人々を畏敬を持って眺めがちであり、この能力を何か神秘的な超感覚的な源泉に起因するものとして来ました。しかし、これらのいかなるものも用いることは、意識的であるか非意識的であるかに関わらず、それは単に各自に働く知覚或いは警戒の作用でしかないのです。この知覚作用は個人的な物事に関するばかりでなく、宇宙的な状況を包含することも可能なのです。



【解説】

とかく人はこれまでの常識から越えたと認識するものに対し、超自然的神秘として、自分とは別の存在として怖れ敬って来ました。また、私達の周囲にも存外、そのような存在も居るようで、この分野の学習を始めてからも多くの事例を耳にします。

しかし、テレパシー現象に対して、このような神秘性を与えるのは間違っていると本項は指摘しています。古来はこのような能力者は人々に頼りにされ、信奉されて来ました。また今日でも、多数の政治家がこの国の未来について、これら能力者に助言を求めていることでしょう。

実はこれらの能力は誰もが修得可能なもので、人間の心、精神的な面を訓練することで自ら開発し、伸ばすことが出来るものです。その内容は個人的な小さな物事でも大宇宙のことでも同じこと。たまたま現れた側面がそうであるだけで、基本的には同じ作用だという訳です。

私達は訓練次第で、如何なる能力も身に付けられますし、宇宙の活動(物事の起る原理や仕組み)が分かれば、その示す未来を知ることが出来ますし、過去に生じた出来事も宇宙に想念が記憶されている限り、振り返ることが出来るということです。


第3部 2章 段落312 [2010-08-10] <<  |  >> 第3部 3章 段落314 [2010-08-12]