ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 2章 段落310 [2010-08-06]

310 The space people I have met use telepathy in their daily lives. If you were to visit their planets, you would find the people smiling and greeting each other in apparent silence. Yet, they are actually conversing by mental communication, much the same as we use the spoken word. Many Earthlings have questioned the statement that personal names are not necessary among them; but a moment's consideration of what the free use of telepathy would mean, makes the statement self-explanatory.

310 私がこれまでに会った宇宙人達は、日常生活にテレパシーを使っています。もし貴方が彼らの惑星を訪れたら、貴方は人々が一見して声を出さず、互いに微笑み、そして挨拶していることを見い出すでしょう。しかし、彼らは実際には心の交流により、私達が話し言葉を用いるのとほとんど同様に、実際には会話しているのです。多くの地球人が宇宙人の間には名前が必要ないとする声明に疑問を投げかけて来ました。しかし、テレパシーの自由な使用が何を意味するのかを少し考えれば、その声明は自明のことになります。





【解説】

私達地球人と他惑星の宇宙人とでは、外見上も内部の人体の構造も何ら変わる所はないにも関わらず、心の面では大きな差があるように思います。本講座を通じて、私達はテレパシーそのものの原理を一から教えられて来ましたが、未だ自ら応用する段階には至っていません。

各自がごく自然の成りゆきとして互いにテレパシーを日常的に用いていることは、簡単に書かれてはおりますが、地球の現状と比較すれば、何万年もの進化の差、文明の差があることを示しているように、私には思えます。同じ肉体を持ちながらも、かくも低次元の状態で留まっている地球に対する最大の課題が、精神面の開発であることは良く分かります。私達はようやく、その基礎を学んでいる段階で、自ら取組んで能力を身につけるいは、これからも長い年月が必要であるのです。

思う相手を心に描くことで、相手に想念を伝え、それに対する相手の応答を感知できれば、常にその相手と会話するようなもので、互いに何処に居ようとも常につながっている訳です。今の若者の携帯メールで常に連絡を取り合うようなものです。そして最大のポイントは人々から敬愛され尊敬される指導者と問答を交わすことにあるかも知れません。私の勝手は想像ですが、指導者とされる所には、数多くの想念が寄せられ、多くの人々を教えているかも知れないのです。多くの菩薩や観音が同時に多数の人々の声に耳を傾け、各々に適した指導を行うと何処かの仏典に出ていたのを思い出します。千手観音像に表現されている通り、多くの民を救おうとする姿がそこにあります。


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