304 In developing telepathy as a means of communication, remember impressions work from mind to mind; and distance is no barrier. As we first begin to use this universal language, we will find it easier to exchange impressions with a few chosen individuals until confidence is gained. With all parties working in sympathy a certain wave length can be established between them; making it possible for them to communicate much as radio "hams" talk back and forth around the world.
304 意思疎通の手段としてテレパシー能力を発達させるについては、印象は心から心に作用し、距離は障壁にはならないことを覚えておいて下さい。私達がこの宇宙普遍の言語を最初に用いるに当っては、確信が得られるまでは少数の選ばれた個人の間で印象を交換する方が容易であることがわかるでしょう。仲間意識を持って働く仲間の間では、ある波長が出来上がりますし、ラジオの「アマチュア無線家」が世界中と通話するように意思疎通を可能とするのです。
【解説】
夫婦や親子等の間で以心伝心、即ち、言葉は必要とせず、印象によって意思疎通が図られている間柄は、いずれも近しい関係があります。その近しい間柄ではテレパシーが作用し易いことを、本項では互いの周波数が揃う為に起るとしています。アマチュア無線の世界では、その周波数帯を使って、各地の愛好家が交信するのと同じだと言っている訳です。
ここでのポイントはsympathy(同情的、仲間意識)です。即ちテレパシーを作用させるには、先ずは相手を受け入れ、一体となれる間柄であることが必要だということです。一般常識的に考えても、何処の誰だか分からない人から来る想念には警戒するのは地球では当然のことで、送り手はとにかく、受け手の方は、想念の出所に関心が行く筈です。そういう意味では、想念に発信者情報が含まれているとすれば、受信しても良いのか悪いのかの仕分けを自動的に行っている可能性もあります。
しかし、より広く印象(インスピレーション)を受け入れ、場合によっては宇宙普遍の英知から来るメッセージに触れる為には、私達は努めて自ら構築したバリアーを外して、あらゆるものに心を開いて、わずかなものも見逃さない注意を日頃から怠らないようにしておく必要があります。そしてもし、優れたアイデアに巡り会った場合には、その際の心の持ち方をよく覚えておき、次回も同様な想念を得るために、そのような柔軟で落ち着いた心の状態を継続しておく必要があります。
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