ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 2章 段落300 [2010-07-21]

300 The secret of what is termed "direct transference" from one individual to another, is simply that with the thought projected the sender incorporates the image of the person he has chosen as recipient. A million people might receive the thought, but because it does not pertain to their personal affairs, they will let it pass through their minds unnoticed. But the chosen recipient will recognize his image in the thought, and direct his attention toward its perfect reception.

300 一人の個人からもう一人の個人への「感情の直接転移」と名付けられることの隠れた実体は、単純に放出される想念に送り手が受け手として選んだ人物のイメージを組み入れているのです。百万人の人々がその想念を受信するかも知れませんが、それらの人々の個人的な事柄にそれが関係しない為、それらの人達は自分達の心の中を何ら気付かれずにそれを通過させるのです。しかし、その選ばれた受信者はその想念の中に自分のイメージを認め、自らの関心をその完全な受信に向けて導くのです。





【解説】

詳しいことは知りませんが、今日、世界中に電子メールのネットワークが出来上がっており、毎秒膨大な数のメールが飛び交っていますが、それらメールが誤り無く目的のメールサーバーに到着するには、各々の発信するメールにアドレスが組み込まれており、中継する各サーバーは、そのアドレスを頼りに目的地まで伝送し続ける仕組みが出来上がっていることに由来します。

想念伝達の場合、思いを伝えたい相手の顔を思い浮かべながら、思念を伝えようとするのが普通です。アダムスキー氏が出会った宇宙人達が顔写真を撮られないようにしていたようですが、これも彼らのテレパシー能力が極めて強く、地球人の悪意や強欲から来る想念に関わりたくないとしていたことがあったのかも知れません。

一方で、仏像をはじめ、マリア像、イエス像等、人々の祈りの対象として多くの彫像や絵画が描かれ、人々の思念を受け止めて来たことも確かです。遠く宇宙の別世界(惑星)に居る聖人に願いや相談事を聞いて欲しいのは、いつの時代も同じ地球の状況です。それら人々の声をお聞き下さり、何らかの救いの道を授けようとするのは自然の姿であり、他の世界(惑星)の聖人も多くの民の切実な声に応えて祝福を与え、時には地上(地球)に来訪し、直接、人々に話すこともあったのではないかと思います。

祈りを届けるのもテレパシーの機能です。


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