294 It became quite a game with my friends to place a tasty titbit in the center of the table, well out of reach of the little dog. The family would then pretend complete indifference to the action of the animal, who would circle the table, sampling the air. When he was assured his nose was not deceiving him, he would trot off to find the cat. Upon locating her sleeping curled up in a chair, he would nudge her awake and silently obviously converse with her. She would rise, stretch, and stalk across the room. One nimble leap would carry her to the center of the table, where she would pick up the morsel in her mouth and drop it to the waiting dog. Her task performed, the cat would resume her interrupted nap, while the dog chewed contentedly on the stolen food. This was no coincidence, for it so delighted the owners that they had the animals repeat it frequently for interested friends. In this case the dog and cat, different species of the animal kingdom, were merely using the universal language which is natural to all forms of manifestation.
294 私の友人達にとって、その小型犬が届かないテーブルの中央に、一口大のうまい食べ物を置くことは、楽しい遊びになりました。家族達はその犬の行動には全くの無関心を装うこととし、犬はテーブルの周囲を回って空気を嗅ぎます。自分の鼻が偽っていないことを確認するや、犬は猫を見つけようと小走りになります。椅子の上で丸まって寝ている猫を見つけるや、犬は猫を軽く突いて起こし、無言のまま、明らかに猫と会話します。猫は起き上がり、伸びをしてゆっくり大またで部屋を横切ります。敏しょうな一飛びで猫はテーブルの中央に乗り、そこで食べ物の一片をくわえて、下で待つ犬にそれを落としてやります。猫は任務を果たした後、邪魔されたうたた寝を再開し、犬は奪った食べ物を満足気に噛みしめていました。これは偶然の一致などではなく、飼い主は大変喜び、興味を持った友人達の為、その動物達に度々繰返えしやらせました。この場合、動物界の異なる種である犬と猫は創造の全ての形有るものにとって自然である宇宙普遍の言語を用いているに過ぎなかったのです。
【解説】
思い出すのは、昔、生物の授業にあった「共生」についてです。蟻とアブラ虫、ヤドカリとイソギンチャク等、子供にもよく知られている事例です。このような場合、授業では互いのメリットがある関係として整理されているだけですが、その共生を支えるのは、異なる種属間の意思疎通であり、それこそ本講座で学ぶテレパシーということになります。
互いに苦手な側面を補い合い、両者のプラスになる、今日的な表現で"Win-Win"の関係になる仕組み、「ビジネスモデル」という訳でしょう。
しかし、その基本は互いに他者を信頼できることが前提であり、双方ともに大自然の創造主を信頼していることが、共通の信頼感を持つ源となります。この事例における猫と犬の場合も、日常を過ごすその家庭が構成員に安らぎを与え、信頼感を育む素晴らしいものであったことにも、留意する必要があります。
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