ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 2章 段落292 [2010-07-08]

292 We must understand that the human cell has a basic vibratory rate, that naturally responds more easily to other human vibrations than it will to those of animal, plant, or mineral life. But the human cells are just as capable of receiving impressions from all of these phases of nature, as they are from human beings. The same atoms, vibrating at different rates, make up the forms of human, animal, plant and mineral and they all speak the one universal language.

292 私達は人体の細胞は基本的な振動率を持っていて、動物や植物あるいは鉱物の生命に対するよりも、他の人間の振動により容易に自然と反応することを理解しておかなければなりません。しかし、人体細胞は丁度、それらが人間からであるのと同様に、自然のあらゆるこれら側面から来る印象を受信することが出来ます。同じ原子群が異なる振動率で振動し、人間や動物、植物や鉱物の形状をつくり上げており、それら全ては一つの宇宙普遍言語を話しています。





【解説】

人間が一番影響を受け易いのは、やはり人間だという訳です。他人に同調し、やがて思考傾向が似かよることは広くは民族についても言えることであり、選挙をはじめ多くの政治の舞台で起っていることでもあります。演説が上手で、人を引き付ける話振り等、いわゆるカリスマと呼ばれる人達は、こうした人心掌握の技術を身に付けているという訳です。しかし、悲しいかな、多くの人達はこれら中身の乏しい言葉に何度も騙され続けているのではないかと思います。「空飛ぶ円盤の真相」の中に、「サタン、時の人」と表現されている箇所があったかと記憶しています。時代の寵児とされる人物にこそ、注意すべきなのでしょう。

よく「気が合う」等の表現がありますが、これは互いが発する想念が相互に受け入れられている状態かと思われます。人とペットとの間もまた、互いに音声の言葉のやりとりはしていなくても、気持が通じるというものでしょう。

本来、テレパシー開発の目的は、宇宙に暮らすありとあらゆる生き物、これまで無生物とされて来たものまでも含め、すべての「生き物」と意思の交流をすること、相手を理解することにあります。その過程では宇宙の創造的想念とも混然一体化する道程であろうと考えます。実はそのような心境に至れば、何ら所有物を持たなくても豊かな気分になります。周囲のあらゆるものが、貴方を支える味方になるからです。また、こうした中で、貴方ご自身もより良い想念の発信体になることが出来る訳です。


第3部 2章 段落291 [2010-07-07] <<  |  >> 第3部 2章 段落293 [2010-07-09]