ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 2章 段落291 [2010-07-07]

291 On the other hand, the optimist will see the beauty in the drifting snowflakes. He will call your attention to the majesty of the towering clouds, and point out the gratitude of the thirsty ground. These two minds are using the same universal law of action. But one has set his mind in motion along a destructive, vibratory thought-habit pattern; while the other follows a constructive vibratory thought-habit pattern; recognizing all creation as a manifesting expression of the Supreme Intelligence.

291 他方、楽観論者は漂う雪片に美しさを観ることでしょう。その者はそびえ立つ雲の偉容と渇いた大地の感謝の気持に貴方の注目を呼び起こすことでしょう。これら二つの心は同じ宇宙普遍の運動法則を用いているのです。しかし、一方は自分の心を破壊的な振動の想念習慣に沿って動かしていますが、もう一方は全てお創造は至上なる英知の現出された表現として認め、建設的な振動の想念パターンに沿って自らの心を動かしているのです。





【解説】

確かに個人の特性として楽観的な人と悲観的な者がいる訳ですが、本項まで続く両者の分析をこれほど、著者が詳しく述べるには理由があると思っています。それは各自にとって日常、向き合う問題や事物、目標に対して、どちらの姿勢をとるのかという点で、この例示が生かされる為だと考えます。

私達はとかく、これまでの自分の思考習慣に基づいて、物事を処理しがちです。その際、これまでの失敗の経験から、多くの場合、チャンスに尻込みしたり、また一方では過度の楽観視から将来の事態を正確に予測することが出来ていません。

この時、物事を宇宙普遍の法則が働くダイナミックな創造活動の一環として観ることで、未来の姿が見えて来るものだと考えています。あらゆるものを、例え自分には不利な条件と思えたとしても、より大きな視点で観ることで、これから進むべき方向性が明らかになるものです。

楽観視はただ、自分の願望の実現を願うだけで、その持つ本質的な意義と原理を理解しなければ、価値の無い単なる盲信に留まるだけです。各自が宇宙・自然の中にその真理を発見出来れば、後は揺るぎない信念に育て上げることが出来ます。


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