ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 2章 段落288 [2010-07-02]

288 To answer these questions, we must again refer to the universal law of action. The scientific definition of this law is, "Any object set in motion has a tendency to continue in motion in the same line, or direction, until acted upon by some external force."

288 これらの疑問に答える為、私達はもう一度、運動の普遍的法則を引用しなくてはなりません。この法則の科学的定義は「如何なる物体も動かしはじめると、何らかの外力が作用しない限り、それと同一の直線、同じ方向に運動を続けようとする傾向を持つ」としています。





【解説】

個性や性質というものは容易に変わるものではありません。変わった場合には、「人が変わったみたい」と称せられる程、驚かれるものです。実はその個性の形成は本項に描かれているような氷の上を滑るのに似た動きという訳です。まして毎日、その人が取り入れている似かよった想念パターンが動く方向を益々固定化したものとして行く様子は良く分かります。

こうして個性が形成されてしまう訳ですが、それでは誤った方向に向いている場合、問題は深刻化します。この言わば習慣的な想念パターンからいち早く抜け出して、もっと自由にあらゆる角度からの印象を求めることで様々な方面からの印象も来るようになり、更に関心が拡がるということでしょう。

仏教では阿弥陀仏は西方浄土にあって、現世のすべての衆生を救おうとしているとしていますが、その阿弥陀仏が衆生すべてが発する悲喜こもごもの想念にもじっと耳を傾ける優しさを人々は感じ入っている訳で、テレパシー学習の目指す方向もこうした関心を自然や社会のあらゆるものに向けることにあるように思います。


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