ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 2章 段落287 [2010-07-01]

287 I have said that in general, lack of receptivity is due to lack of interest on the part of the individual. We know that some persons are intensely interested in all that goes on around them, whereas others have limited interests. Why should this be? What causes the psychological difference?

287 私は一般論として、感受性の不足はその個人の側における関心の不足に起因すると言って来ました。私達はある人々は身の回りで起る全てに強烈に関心を持つ一方で、他の者達は限られた関心しか示さないことを知っています。これは何故でしょうか。その心理面の違いは何によるのでしょうか。



【解説】

私達はこれまでこのテレパシー講座を通じて、自分もその能力を高めたいと思って学んで来ました。もちろんそれは単に表面的な技能を高めるテクニックだけの学びではなかった筈です。そうした一連の学習の流れの中で、本項は改めてテレパシー能力の大きな側面と言える印象を感受する能力は各自の関心の程度にも大きく影響していることを明言しています。

従って、私達は自分の関心の範囲や深さについて再点検する必要がありそうです。

十人十色と言うように、人の個性は様々であり、同じ時刻、同じ場所に居ても各自が示す興味は様々です。ある人は旅先で細かい部分にも感動しますが、他の人はそれらに気付くこともありません。人に促されたとしても大した関心も示さないことも多いものです。このような関心の程度や範囲の差異については、もちろん、その人が前世も含めて歩んで来た道程にも大きく影響を受けている筈です。その為にも各自、今一度、ここに少しの間留まって、自分自身の志向性の背景について考えて見る必要があるでしょう。

その結果、努めて自分の関心の幅を広げ、探究心を深めること、同朋である生き物の生きる姿を学ぶ姿勢が重要となります。テレパシー能力は得に奇異な修業を行うことはなく、ごく普通の哀れみ深い心情と万物に対する庇護の気持を育成することで育て上げることが出来ます。


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