ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 1章 段落266 [2010-06-02]

266 It is quite possible, nevertheless, to bring about a free state of cell activity. We speak of this state as relaxation. And the secret of being a good recipient of telepathic communication is the ability to keep the body in a state of active relaxation at all times.

266 それでも細胞活動の自由な状況を取り戻すことは全く可能です。私達はこの状態をリラクゼーション(訳注:本来は「緩和」或いは「弛緩」と訳すべきですが、原文の意味合いを込めてカナ表記にしました)と呼んでいます。そしてテレパシックな意思交流の良い受け手となる秘訣はいつの場合も活動的なリラックス状態に身体を保つ能力にあります。





【解説】

細胞を束縛から解放する方法がリラクゼーションであるとしています。古来より厳しい修業で自我(エゴ)を縮小しようと努力して来ましたが、それでも容易には自我から離れることは出来ませんでした。しかし、本項ではリラックスすることで肉体細胞の集中化が解き放たれるとしています。活動的なリラックス(active relaxation)については次章で詳しく述べられる筈ですが、心が自身にこだわりを無くし、無我の状態になり、同時に肉体細胞が伸び伸び各々の任務を実行する時、そのリラックスは生まれるものと思われます。

反対に緊張し、将来に不安を持つことは偽りの恐怖に集中し、各細胞は固まってしまうため、良い事は起る筈もなりません。一方、自然界を見ると、野のユリ、野の鳥を見ても分かるように、皆、各々の生活を謳歌しており、不安げな様子は少しもありません。彼らは実に生き生きと毎日を楽しんでいます。その姿は本項で言う活動的なリラックスと言えるのではないでしょうか。


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