ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 1章 段落264 [2010-05-31]

264 Now let us take the steel dust, sprinkle it lightly over the tin once more, and place a magnet in the center of the vessel. What happens? The particles immediately respond to the magnet, and gather around it in a concentrated form. It makes no difference what note we play on the violin now, nor how long we hold it. The particles will not be moved by the lesser vibration, because they are so intensely interested in another and stranger force . . . the force of magnetism.

264 今度はその鉄粉を取り出し、再びブリキ鍋の上に薄く散らばせ、その容器の中央に磁石を一つ置きます。どうなるでしょう。粒子は直ちに磁石に呼応し、それに向かって集まるように取り囲みます。今度も何ら変わることなく私達がバイオリンでどのような音曲を弾こうとも、あるいは如何に長く音を鳴らそうとも何の変化も生じません。粒子は別のもの、磁石と言う見知らぬ力に対し強烈に関心を持っている為、弱い振動では動かされなくなっているのです。





【解説】

私達は身体の一つ一つの細胞を含め全てがエゴ(自我)へ絶えず関心を持ち、他のものには目もくれない生涯を送っていること、また、エゴは全てを自分の方に引き寄せている訳です。その結果、例え外から有益な振動が流れて来ていても肉体細胞は気付くことなく、エゴに束縛された人生を送っていることになります。

こうした傾向は各自の所有欲にも現れており、磁石はありとあらゆるものを手に入れようとしますし、その結果として磁石は身の回りにガラクタを集め、その中に埋もれたまま生活しているということでしょう。

エゴを小さくすることで、身体の細胞を解放し、自由にすることが出来、地上では表現できない優れた波動をも各細胞が表現できることになります。よく、オープンな姿勢が好ましいと言われますが、何ものにも捕われず、隠し事のない素直な性格はひいては、この外部からの印象にも鋭敏になれる要素を持っているように思います。


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