ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 1章 段落256 [2010-05-17]

256 Professor Einstein spoke of substance, or any mass, as a knot in time-space - a very logical definition. For any material form is simply a section of space tied, or bound, together. This concentration, or binding together of particles, creates a sense of individuality (which is almost totally interested in itself).

256 アインシュタイン教授は物質、あるいは質量を時空における一つの結び目のように表現しており、それは大変、論理的な定義です。何故なら、どのような物質についても形は縛り付けられ、あるいはくくられた一部の空間のまとまりでしかないからです。この集中、即ち、諸々の粒子群を一緒に束ねていることが、個体性(全ての関心をほとんど自身に向けていること)を造り出しています。





【解説】

先ずは物質を時空の結び目と見ることについてです。以前、原子の構造(原子の占める空間のほとんどが中心の原子核の周囲を回る電子の軌道になる)から言って、物質はシャボン玉の泡のような存在であるとお話したかと思います。つまりは、私達の感覚では「固い」と感じる物体も、その実質は空間であり、それらが形を留めているということは、特定の空間を縛り付けていることになり、本文の時空における結び目を示すものになっています。

次に物質にはそれ自身を保持する為に自分の構成物を保持する傾向(結合力)があり、各々その傾向があることについてです。これは各々の物体がそれ自身を保持しようとする力が本来、生まれ、それがエゴにも繋がることだと本文は明解に述べているのです。もちろん、宇宙の中には形あるものの存在は不可欠であり、各天体もこうした固体から成り立っています。そういう意味でも、エゴの問題は排除すべき要素ではなく、本来の姿が用意されていることになります。私達自身の身体も小さいながらも宇宙における時空の結び目であり、今、この時に必要とされてこの場に存在します。この結び目で括られた空間を本来の望まれている活動の場への導くことが必要です。


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