ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 1章 段落255 [2010-05-14]

255 To answer these questions, let us imagine the creation of a human consciousness through a concentration of forces, or rather, particles of force. Let us visualize a vast sea of force, composed of invisible units. By a means inconceivable to the human intellect one of these units is project forward through this force-space in a whirling motion, creating a form of magnetism within itself which draws other particles to it. Because of the magnetic force within them, which we have called the law of affinity, these particles cling together and gradually become more and more concentrated, or bound to each other, by a mutual form of activity.

255 これらの疑問に答える為、人間の意識が力の集中、あるいはむしろ力の粒子群を介して創造される過程を心に描いて見ましょう。目に見えない単位から構成された広大な力の海を目に浮かべましょう。人間の知性では認知できないある方法によって、これらの単位の一つがこの力の空間の中に回転しながら打ち出され、それ自身の中に磁力を造り出す結果、他の粒子をそれに引き寄せます。私達が親和の法則と呼ぶこの内部の磁力の影響から、これら粒子は互いにくっつき合い、やがてより密度が高まり、相互の活動形態を通じて互いに結合します。





【解説】

ここでは人体の源となる意識自体の誕生の仕組みを解説しています。物質誕生以前の意識の段階がどのようにして生まれるのか、精妙な世界の話と言えるでしょう。思い出すのは創世記の記述と雰囲気が似ていることです。中でもポイントは「回転しながら(whirling motion)」という記述です。原子レベルの物理学の世界、或いは化学分野では、電子のスピン(回転)が重要な要素になっています。電子が安定化する為には各軌道上の電子の回転が調和していることが必要で、調和していればその物質は安定ですが、不調和の場合には著しい反応性を示します。つまり電子は安定化しようとする為といった具合です。

また、私達の惑星の自転や公転も大きな意味で粒子の回転であり、小は電子雲から大は銀河の渦まで、物質全てに「回転」という共通の要素があることが分かります。

この意識についても、同様にその構成要素が何らかの回転運動を続けながら成長して行くことを本項では示唆するものと思われます。


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