ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 1章 段落251 [2010-05-10]

251 So the great teachers of the past, comprehending that real development cannot come until man has disciplined himself, refused to waste either their time, or that of the pupil, where growth would be doubtful. They understood that the Cosmic Law of Progression would in time inspire the person to realize the necessity of an honest evaluation of himself, and of his relationship to all creation. He would then know that self-control was a prime requisite.

251 その為、昔の教師達はその者が自身を訓練し終わるまでは真の発達がやって来ないことを理解していた為、成長が疑わしい間は、自分達やその生徒の時間を無駄に過ごすことを拒絶したのです。彼らは進化の宇宙法則はやがてはその者に自身について正直な評価を行う必要性を認識させることを理解していました。その者は次に自己統制が主要な必要条件であることを知ることになるのです。





【解説】

真理は表面的な鵜のみでは得られず、受け入れる側に十分な態勢が出来上がっていなければなりません。例え各自の意思として真理を悟りたい、道を極めたいという願望があっても、それだけでは不十分だということでしょう。先ずは自らの自我の正体を見据えて、必要な訓練を行わなければなりません。それは誰れの力を借りることは出来る訳でもなく、自ら自我と対峙して少しずつ実行する他はないのです。

その上ではじめて真理を学ぶ態勢が出来る訳です。

それでは、こう述べたアダムスキー氏は真理を求める人々に対し、実際、どのように応じていたのでしょうら。手元に残る小グループにおけるアダムスキー氏の質疑応答を記録したテープがありますが、様々な質問に氏は一つ一つ丁寧に答えています。当時、その回答を受けた当人がどれほどの自覚を持って聞いたかは分かりませんが、アダムスキー氏は各々の質問に対し、何らおっくうがることもなく、誠実に回答しています。むしろ、(自分が生きている時間が短いので)もっと、質問せよと言っている程です。原理は本項記載の通りであっても、実際には各自の求めに誠実に応じていたこと訳です。

これは宇宙哲学を学ぶ人達の中にあっても言えることで、私の経験からも、多くの方々に説いても結局はごく少数の方が残るのがこの分野の宿命です。しかし、広く道を説き続けなければ、それらの人々とも巡り会えないことも確かです。本項の原理を踏まえつつも、時には興味深い事象を取り上げて、燃えている家からまだ気付いていない人々を呼び寄せることも必要なのだと思っています。


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