ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 4章 段落239 [2010-04-15]

239 Exercise 1. Two people can experiment with sending and receiving messages. Try this while in the same room, then at a distance; confining your attempts to simple impressions at first. When you are the "sender," form the mental picture clearly in your mind, then release it. Do not concentrate! Concentration does not add power to your thought, but rather interferes with it through the tension it creates in your mind. This is fully explained in Part ・ of this course. The recipient should remain relaxed, allowing his thoughts to flow freely. It is considered a good average if at first you can successfully exchange three out of five impressions.

239  練習1. メッセージの送り手と受け手の2名で実験出来ます。最初は単純な印象に試みを限定し、同じ部屋の中で試した後、次に離れて行います。貴方が「送り手」の時には貴方の心の中に明確な心像を作り上げた後、それを放出します。集中してはいけません。このことはこのコースの第3部に完璧に述べられています。受け手はリラックスを保ち、自分の想念が自由に流れさせるようにしなければなりません。最初は5つの内、3つのやりとりが成功すれば、良い打率だと考えられます。





【解説】

これから練習例がいくつか紹介されます。本項はその最初の事例です。

私達はこれまでテレパシー訓練を行って来ませんでしたが、それは、いたずらに技能(テクニック)だけに秀でていては却ってマイナスになる為、想念や心の問題について基礎的な理解を優先させて来たと言えるでしょう。また、これら訓練はゲーム(遊び)ではなく、自らの生きて行く為の能力を発達させる重要な要素であることに留意したいものです。

さて、本項で述べられているポイントはいわゆる精神集中の弊害についてです。通常、私達は想念を発信したい、願いを叶えたいと神仏等に祈る時、精神はおろか肉体までも集中させ、緊張させることで願いを強く出来るとされて来ました。しかし、本項ではそれらは完全に誤りであることを告げています。

むしろ、心をリラックスさせ、想念を自由に流れるようにせよとしています。つまり、想念の本来持つ流れを阻害することなく、心の中を自由に通過させよと言っている訳です。私達の心の中で想念の自由な発信が出来、自由な流れ込みが可能となった時、はじめて想念や印象のやりとりが進むことになります。


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