ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 4章 段落238 [2010-04-14]

Suggested Exercises

238 If you wish to test your ability to receive impressions, there are many simple experiments you may try. But while doing so, always bear in mind these three important facts. First, when you allow the feeling to give the impression freely, there is no division between your mind and the mind of the one with whom you wish to communicate. Second, all objects are living forms. In their structure, besides the elements necessary for them to maintain their individualized form, each cell contains the same Intelligence which gives you life. Each particularized cell can receive impressions, and is capable of transmitting its experiences. Third, control your sense reactions carefully. They must remain completely neutral. Do not let your senses tell you anything is impossible simply because they have not had experienced it previously.

推奨される練習例

238 もし貴方が印象を感受する自分の能力を試したいと思うなら、貴方が出来る幾つかの実験があります。しかし、それを行っている間、常に心に留めて置いて欲しい大切な事実が三つあります。第一は、貴方がフィーリングに対し自由に印象を与えるように許す場合、貴方の心と貴方が意思疎通を行いたいと思う人物の心との間には何らの区別は無くなるということ。第二は全ての対象物は生き物であること。それらの構造の中には個々の形を保つ為に必要な元素の他に、一つ一つの細胞には貴方に生命を授けているのと同じ英知が含まれているということ。一つ一つの個別化された細胞は印象を受け取ることが出来、またその体験を発信することが出来るということ。第三は貴方の心お諸反応を注意深くコントロールすることです。心の諸反応は完全に中立に保たれなければなりません。貴方の諸感覚が貴方に何事も過去に経験したことがないという理由だけで、不可能だと告げさせてはなりません。





【解説】

本項は、これからテレパシー訓練を行う際の私達に対する心得を伝えています。とかくテレパシーと言うと、一般には「無言で相手と会話する」という程度の認識ですが、想念レベルまで掘り下げての解説としては、「相手の心と同一化することだ」と明解に本項では述べられています。自分の心を相手の心と同一化することで相手にどのような想いが浮んでいるかを把握するということでしょう。同乗記にもあるように宇宙兄妹達は皆、私達自身が気付いていないような心の中の想いであっても容易に察知することも、この状況を表わしています。

次に万物は私達を含め、皆同じ生命体であるという一体感が不可欠だと指摘しています。全てのものを包容し、受け入れること、万物に生命を見ることが大切です。私達が新しい印象への扉を開く際には、何か特別なもの、別な世界があるかと想像しがちですが、実際には何も特殊なことを学ぼうというのではなく、ごく自然な生命活動を学んでいることを認識しておくということでしょう。

最後は未体験なものへの心の拒否反応への注意です。私達の心は忘れやすく、自信もありません。しかし、せっかく優れた印象がやって来ても、本人がその実践応用をたじろいではせっかくのチャンスを手放してしまいます。もっと自由に印象を信じることだと言っているのです。


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