ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 4章 段落237 [2010-04-13]

237 Let us use the example of a wayward child. The parents will correct the child for a breach of discipline, but they do not condemn it. They understand that as the child grows, it will gradually learn right from wrong. All human beings throughout the Cosmos, are children learning lessons . . . and should be recognized as such. Jesus exemplified this when He said, "Father, forgive them; for they know not what they do." If this law is obeyed, we shall have no trouble in employing the Cosmic Language.

237 わがままな子供についての例を用いましょう。両親は躾を破ったとしてその子供を正しますが、責めることはしません。両親は子供が成長するにつれて次第に誤ったものと正しいものの違いを学ぶようになることを理解しています。宇宙を通じて全ての人類はレッスンを学ぶ子供達であり、そのように見なされるべきなのです。イエスはこう言ってそれを例示しました。「父よ許して下さい。彼らは自分達が何をしているのか分かっていないのです」。もしこの法則に従えば、私達には宇宙的言語を導入しても何ら問題は起きないでしょう。





【解説】

これから私達がテレパシー能力を身につけるにつれて、様々なレベルの想念を拾い易くなることでしょう。その中には真に宇宙的なものももちろん、多い筈ですが、中には低次元なものもあることでしょう。何よりも普段接する人達の多くは地球上の習慣的な想念に染まっています。当然に交わされる想念波動は低いものと言わざるを得ません。その中で私達がそれら一つ一つを非難しているようでは、向上するどころか、逆に裁きの泥沼に陥り、ひいては世間を糾弾するだけの存在に成りかねません。

本項はその点を子供を躾ける親のように向き合うことを教えています。十字架に掛けられたイエスが述べたとされる本項の言葉(ルカの福音書23章34節)は、イエスは自分を殺そうとする者達に対してすらも、寛容の目で見つめていたことを伝えています。


第2部 4章 段落236 [2010-04-12] <<  |  >> 第2部 4章 段落238 [2010-04-14]