ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 4章 段落229 [2010-04-01]

229 For the most part, impressions coming from all three channels of effect are steeped in discriminations and judgments; but occasionally a message may come which contains certain gems of Cosmic Truth. The average person will recognize these gems and because of their presence, will then accept the entire message, divisions, personal promises, etc., as being of Cosmic origin. Whereas, the very presence of discriminations proves it to be from a confused source.

229 大抵の場合、これら結果の3つの経路から来る印象類は差別や裁きに染まっています。しかし時には、宇宙的真理について或る種の珠玉を含んだメッセージもやって来るかも知れません。平均的な人はこれらの珠玉に気付き、その存在の為に次にはその全体のメッセージや分裂、個人的な約束等々を宇宙の源泉から来るものとして受け入れてしまいます。しかしながら、差別の存在そのものが、それが混乱した源からのものであることを証明しているのです。





【解説】

結果の世界から来る印象も時には幾分かの真理を含んでいると本項では述べています。こうなると私達は仮に優れたインスピレーションを受けたと思っても、100%それに自分の心を委ねることは問題があることになります。何処に宇宙的なものとの違いがあるのか。先ずはその見極めを行える能力が必要となる訳です。

その解答について、本文ではさり気なく”discriminations(差別)”が有るか否かであると述べています。私達が従うべき印象は差別的要素を含むものであってはなりません。具体的には「好き嫌い」の要素があるか否かで判断できるとしていることに注目しなければなりません。

世の中には一部だけの真理を掲げて、その実は誤った方向に導こうとする宗教団体が多いものです。宇宙人問題についても高度に発展した宇宙人とコンタクトしたとか、メッセージを受けている等々のものも数多く存在します。これらに入会しても得るものは無いどころか、やがては誤った道を歩むことにもなりかねません。

私達が為さねばならないことは、何はさて置き、自分自身でやって来る情報を観察して、少しでも不審なものは取り入れないよう見張っていること、自分の求めるものをより明確にしておくことだと思います。


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