ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 4章 段落228 [2010-03-31]

228 The third channel to be shunned is that of the memories of discarnate entities who have lived in this world. These thoughts are often mistaken for "spirit communion." Remember the illustration we used about tuning into a thought frequency Plato had set in motion while he lived? This same principle applies to thought frequencies from others who have lived on earth; but unless they have evolved above the personal pettiness of most Earthlings, these thoughts are of no value to us. We are growing and unfolding daily, so except for a few outstanding minds who have sojourned here, we have advanced past the place in development these people had reached. The Law of Progression is a fundamental law of the Cosmos.

228 遠ざけるべき第三の経路はかつてこの世界に生存し肉体を失った存在の記憶の経路です。これらの想念はしばしば「霊的な交流」と誤解されています。私達が用いたプラトンが生きていた間に起こした想念振動に同調した事例を思い出して下さい。これと同じ原理が過去に地球に住んだ他の者達から来る想念振動にも適用されるのです。しかし、それらが大部分の地球人の個人的な些細な事柄を越える程進化したものでない限り、これらの想念は私達に何ら価値はありません。私達は日毎に成長し目覚めています。ですからここに逗留した一部の秀でた心を除けば、私達はこれらの人々が到達していた発達の場所を既に越えて進化しています。進化の法則は宇宙の基本的な法則なのです。





【解説】

もちろん、かつて地上に居た優れた人物が発した想念もあるでしょうが、圧倒的大多数は私達一般人の想念が残留していると考えた方が良いでしょう。また、時代は紆余曲折を経ながらも確実に進歩している訳で、古来の人物の一部に優れた方が居たからといって、当時の社会は現代に比べれば大きな差があり、現代の私達の生活が格段に優れていることは明らかです。

よく自分の過去生について語る人がいますが、それもこうした過去の残留想念を拾っていて、自分のエゴを自慢するだけのものであるかも知れません。私達にとって今必要なことは何であるかに焦点を置いて、昔のことに引きずり回されるべきではありません。言い変えれば、各自生まれる前の社会や出来事については一切の責任が無いと私は考えています。そうなれば、社会や経済等の学習の教材として、あるいは現在生きている社会の文化、伝統を知る教材として歴史を学ぶことは有意義ですが、私達自身の生き方は過去に縛られる必要は全く無い訳です。故人の想いはそのまま理解することとして、私達は自らの進む道を自分自身の選択で切り開く必要があります。


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