ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 4章 段落230 [2010-04-02]

230 The first channel of Cosmic impression comes from Cosmic Cause, or true Life Force, to the pure cause, or life force within us. We have shown that this Force in Intelligence permeates all manifestation, carrying no judgments or divisions. This is the Law of Relativity wherein, through interrelationship, pure knowledge is accessible to those who seek in humility. For the Cosmos can become an open book when we overcome our personality.

230 宇宙的印象の第一の経路は、宇宙の因、即ち真の生命力から、私達内部の純粋なる因、即ち生命力に向けてやって来ます。私達はこれまで英知におけるこの力が全ての創造物に染みわたり、如何なる裁きも分裂ももたらさないことを示して来ました。これは謙虚さを希求する者にとって相互に関係することによって、純粋な知識に触れることが出来る相関法則なのです。何故なら、大宇宙は私達が自らの個人性を克服する時、開かれた一冊の本になり得るからです。





【解説】

本項では宇宙的印象がやって来る経路の第一として宇宙の因から直接、私達自身の因なる部分に伝達される印象について述べています。この場合、注意深く本文を読むと、宇宙の因から直接、私達の因なる部分に向けて印象が発せられている訳で、これについては私達は通常、その内容を把握出来ないでいることが分かります。

また、この作用原理はLaw of Relativityと表現されており、本項では「相関法則」と訳出しています。このRelativityという表現はアインシュタインの相対性原理(Principle of Relativity)の「相対性」と訳すのが一般的ですが、本項における意味合いは、むしろ、relative(親類)に近く、互いに関連があるという意味で用いられています。つまりは大宇宙の中で起ることは各自の中でも行われるように、皆、平等に同じ情報が提供されるという意味に解釈できると考えています。

もし、個我が構築した壁を取り払い、それら宇宙英知からの声無き印象に耳を傾ければ、宇宙を動かす無尽蔵の本源的知識が各自に開示されるという訳です。


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