ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 4章 段落220 [2010-03-18]

220 While these will not have the immediate impact upon our consciousness that contact with the strong emotions registered, unless guarded against constantly, they will insinuate themselves insidiously into our thinking pattern as opinions, criticism, snobbishness, and so forth. A flare of anger impresses the mind momentarily, but unless the person develops into a perpetual grouch, the mind will gradually regain its normal equilibrium; and once again resume its pursuance of thoughts in the same old rut it has been following.

220 記録された強烈な感情は接触した私達の意識に対し、直ちには影響を与えない一方で、常時見張っていないと、それらは自分達を気付かれぬよう私達の意見や批判、上品振り等々の思考パターンの中に巧みに入り込ませます。怒りの炎は瞬時的に心に印象付けますが、その当人が不機嫌を永続させない限り、心は次第に通常の平衡状態を取り戻しますし、これまで追従して来た古い轍(わだち)に沿った想念の追求を再開します。





【解説】

私達は大変鈍感で、強烈な感情想念が体内を横切っても、何ら影響を受けないことも多いのかも知れません。以前にもご紹介したと思いますが、岐阜県神岡鉱山地下1000mに設置されたカミオカンデは宇宙から降り注ぐ高エネルギー粒子を観測する世界的な素粒子検出施設でありました。このような地表を貫く高速粒子が絶えず地球に衝突している訳ですが、私達は何ら頓着なく、生活しています。同様なことは想念波動についても言える訳です。

その一方で、本項では日常的な想念パターン、思考傾向がより大きな力を持っていると述べています。つまりは一時的な力よりは継続的なものの方が影響を及ぼすということです。つまりは如何に私達の日常的な想念パターンを私達自身が注目し、観察を怠ることなく努めるかが大切だということです。まさに「継続は力」なのです。


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