ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 4章 段落219 [2010-03-17]

219 But of more importance to us in our daily lives than either the strong, destructive emotions, or the interception of vibrations from the lower planets, is the subtle manner in which we are influenced by the waves of thought floating around us at all times. Inasmuch as the total universe is composed of thought-producing action, we can easily perceive that the human form as well as every other type of manifestation, is not only bombarded with billions of thoughts per second from outside sources, but is also creating billions of thoughts pertaining to itself. In most cases, the thinkers who gave birth to those thoughts coming to us from the outside, were limited to an understanding of the world of effect. Therefore, their thought emanations are steeped in divisions, discriminations, personal likes and dislikes, and other expressions of the ego.

219 しかし、日常的な生活の中で私達にとって強烈な破壊的感情や低次な惑星からの振動の傍受より重要なのは、いつも私達の周囲を浮遊している想念波に影響を受けているような密かな種類のものです。全宇宙は想念造成の作用から成り立っている以上、私達は人体は他のタイプの創造物と同様、外部発信源から毎秒何十億個の想念が衝突するばかりでなく、自身に関連して何十億個の想念を造り出しています。多くの場合、外部から私達にやって来るそれらの想念を生み出した思考者は、結果の世界への理解に限られています。その為、彼らの想念放射物は分裂や差別、個人的な好き嫌い、またその他、エゴの表現に浸っています。





【解説】

前項での話は、いわゆる霊能者の示す宣託の類いに対し、どのように見るかについての解説でした。ここではそれよりも私達自身が日常的に感知する、より微妙で小さな出力の想念波動の取扱いの方が、より大切であることが述べられています。

私達が自らの取り込む想念については、以前お話したように大変、微弱なもののように思います。これらは従来は「潜在意識」等の言葉で表現されて来たように思いますが、日常的に想念を感じる場合、多くはそれほど明確なものでなく、心がよほど落ち着いていないと取り逃がす程の微妙な存在ではないかと考えています。

しかしその日常的な想念こそが、私達自身を含め、結果の世界には大きな影響を与えているという所がポイントになります。

もちろん、他者が発したものの大多数は怒りや憎しみ、落胆等、地球上で暮らす人間の置かれた状況を反映する関係上、低次元のものでありましょう。そうした想念を取り込むことに対して、私達が十二分に注意する必要があるという訳です。つまり、自分の進路についてきちっとした指針を持っていないと、いつも間にかそれらの想念に染まり、同調した生き方に陥り易いことになります。宇宙兄妹達が創造主の肖像画を毎日見るように、彼らでさえも、日々創造主に向き合う心構えを新たにしているということでしょう。


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