ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 4章 段落218 [2010-03-16]

218 Many mediums are caught in this trap, and never escape from the illusion that they are in actual contact with the person. Not understanding the workings of their own minds or the impressions coming from the cells of their bodies, and having no comprehension of the vast sea of thought vibrations within which they live, they eagerly accept the "prophecies and messages" contained in the innumerable frequency levels around them. True clairvoyance is a natural unfolding of the perceptions, which will be discussed in Part Three.

218 多くの霊媒達はこのワナに捕えられ、自分達がその人物と実際にコンタクトしている幻影から逃れ出ることはありません。自分自身の心や自分達の肉体細胞から来る印象類の作用を理解せず、また自分達が生きている広大な想念波動の海を理解しないまま、彼らは自分達の周囲の無数の振動数レベルに含まれている「予言とメッセージ」をひたすら受け入れています。これに対し、真実の透視とは知覚の自然な開示であり、それは第3部で討議されることになるでしょう。





【解説】

本項から、米国においてもいわゆる霊媒と称せられる者が多く居たことが分かります。恐らくは、催眠状態等に身を置いて古代の英雄の霊が語り出すような状況が想定されますが、それに対してアダムスキー氏はそれが起る仕組みを解説しているのです。

問題は私達がこのような超能力者に頼ることにあると思います。誰もがこれから起ることを知りたいと思うことは確かですが、それは不確定であり、誰一人未来を確実に見ることは出来ないことは周知のことです。その未来を知ってどうしようというのかが問題です。金儲けに利用するのは誤った道であることは明らかですし、他人の知らないことを知っているという自己満足であるかも知れません。むしろ未来を知ることは地球の場合、苦しい未来である故に、辛いことも多いものと思われます。

一方、啓示であれ、インスピレーションであれ、宇宙的な想念波動については、大切にする必要があります。つまり、混沌とした中にあって、やって来る想念や印象を見極めて、生きる上で有益なものについては積極的に受け入れ、生活に応用することも求められます。つまりは判断する自分があって、取り入れるべきものを見極める能力も求められていることにもなる訳です。


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