ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 4章 段落210 [2010-03-02]

210 The thought frequencies pervading these dusts and gases are not altered by their trip through space. So when we intercept one of these vibrations that has come from another world and is now moving in our atmosphere, it does not mean we are in contact with a dweller on that planet. It can mean we have merely picked up a discarded thought from there, which contains no more value than any of the billions discarded by our own Earthlings.

210 これらのチリやガスに浸透している想念振動は、それらが宇宙空間を旅する間、変化することはありません。その為、私達がこれら振動の一つを掴み取ったとしても、それは私達がその惑星の住人とコンタクトしていることを意味するものではありません。それは私達が単にそこから捨てられた一つの想念を拾い上げたことを意味するだけで、私達地上の者が捨てた何十億もの内、いずれかを含む程度の価値しかないのです。





【解説】

私達は大洋を航行する船に乗っているようなもので、海には様々な漂流物があり、それらが次々に船に衝突しますが、それらの内で価値あるものは少ないということでしょう。このテレパシー学習で難しいのは、このように自分にやって来る印象が全て高次元の存在からのメッセージであるとは限らない点です。

地球上だけで、68億もの人が生き、刻々それなりの想念を発している訳ですから、大宇宙には莫大な数の想念がこだましていると考えるべきでしょう。(ちなみに10の68乗を「無量大数」、更に桁の大きな数を仏教では表現していると聞いています。)その中で取り入れるに相応しいものがどれほどあるのか、或いは取り入れるべきでないものがどれ程多いのか、判別はつきません。一つ一つの想念に鋭敏になる前に、宇宙に対する基本的な見方、考え方を身につけることです。時間はかかりますが、その基礎の上に立って感受性を高めることで、自然と取り入れるべき高次元の想念を取り込むことが出来るものと思われます。

もちろん、これら自己学習の段階を経た後は、直接、価値ある人と会うことで、より深い理解を得ることが出来ることは当然です。アダムスキー氏の場合でも、氏の主張を確認させる為、後年、直接的な宇宙兄妹達(ブラザーズ)との会話や転生した亡妻メアリーとの再会があった訳です。


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