ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 4章 段落209 [2010-03-01]

209 These gases and dusts will travel the waves of the sea of space, mingling and intermingling with similar dusts and gases from other worlds, until eventually they are gathered unto another planet through the same motion that cast them free from their home body. For centuries man has been aware of this star dust falling to earth, and science has studied it closely. While this cosmic dust sifts down from countless other worlds, our planet, in turn, is broadcasting dust particles and gases from its own body into space.

209 これらのガスやチリは宇宙空間という海の波に乗って移動し、他の世界からの類似したチリやガスと混ざりあい、混和して遂にはそれらの故郷の天体から放たれたと同じ運動を通じて、別の惑星に集められます。何世紀にわたって人はこの星屑が地球に降っていることに気付いており、科学はそれを綿密に研究して来ました。この宇宙のチリが他の無数の世界からの篩下(訳注:ふるいの目を通過する粉の意)である一方、私達の惑星はその天体からチリやガスを宇宙空間に放出しているのです。





【解説】

本項は一度、太陽系が形成された後も、宇宙空間では各天体の構成物のやり取りが、継続的に行われていることを示唆しています。惑星が太陽の周囲を周回する意味は相互の引力と周回による遠心力とのバランス、惑星への季節の付与等、様々な役割があるのでしょうが、このような宇宙空間の星屑を通じた物質のやり取りとしても大きな役割を果たしていると言うことができます。

この星屑の地表への堆積のせいかどうかは知りませんが、地層を調べる考古学の調査では、地下の地層は年々新しいもので埋まっていることが当然のこととされています。多くな火山の噴火による火山灰の堆積が多いものと思われますが、それでも地中深くになるにつれて、古い時代の地層が出て来ることは確かですし、このことは私達の生きる地表が常に上から降ってくるチリで埋まりつつあることを意味しています。

万物は流転する中で、時代を超えた真実こそ大切なものです。イエスは「天地は滅びるが私の言葉は決して滅びない」(マルコによる福音書第13章31節)と述べたとされていますが、絶えず破壊と創造を繰り返す宇宙の活動の中に貫く原理や法則について語ったものと言うことが出来ます。


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