ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 3章 段落192 [2010-01-29]

192 So it is apparent that we, alone, suffer in these circumstances. And if prolonged, nature will exact a terrible price, because we not only keep the atmosphere immediately surrounding us polluted with our discordant thought vibrations, which will eventually alienate us from our friends, but all the while we are inexorably poisoning our physical bodies.

192 ですから、このような状況の下では私達だけが被害を蒙ることは明らかです。そして長引けば自然は恐るべき代償を迫ることになります。何故なら、私達は私達を直接取り巻く大気を私達の不調和な想念振動に保ち、それにより私達を友人達から遠ざけるほか、その間ずっと私達は自分の肉体に容赦なく毒を盛っているからです。





【解説】

結局はこうした憎しみや恨みを抱く側に多くの害が生じるということです。イエスは「だれかがあなたの右の頬を打つなら、左の頬をも向けなさい」(マタイ)と他人への恨みや憎しみを戒めています。大事なことは如何なる事態にあっても自分の心の中を穏やかなものに保ち、外界から影響されないことです。また、一方では不可抗力であっても他人から恨まれるような行為を行うことのないよう、自我を制御すべきことは言う間でもありません。

この憎しみについては、アニメ映画の「もののけ姫」によく表現されています。原作者宮崎駿は憎しみというものがどのように人間を縛り、世の中の破壊を拡大して行くか、またそれを利用して自然を破壊し、人々への支配を進めようとする勢力があるかを、良く描いています。

こうした怒りや憎しみという一見、私達の日常ではあまり関係がないように見えるテーマですが、少し視野を広げれば、中東アジア等で頻発している自爆テロや戦闘等、残念ながらこの種の仕組みが支配している地域も多いことが分かります。


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