ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 3章 段落190 [2010-01-27]

190 While we are discussing these undesirable emotions which play such havoc with our minds and bodies, it would be well to point out the danger of holding a grudge. When we nurse thoughts of hatred, feeding them constantly in our desire for revenge, we are poisoning our minds and our bodies as surely as if we were taking a noxious drug by mouth.

190 私達がこのように心や身体に大混乱をもたらすこれら好ましくない感情について議論する中では、他人に恨みを抱くことの危険性について指摘しておいた方が良いでしょう。私達が嫌悪の想念を育み、私達の願望の中で常に復讐したいと思う場合、私達はあたかも、有害な毒を飲み続けているように自らの心と身体に毒を入れていることになるのです。





【解説】

想念の力は自分自身にも作用します。本項で言う感情という強い想念は尚の事、その発信源において最も強力に作用するものと思われます。また弱くかすかな想念でも、継続的に発している場合には同様に作用することが分かります。むしろ私達が日頃、何気なく抱いているような先入観や心の奥に持ち続けているような思いは、本人の行動を支配するのみならず、自身の身体に大きな影響を与えるものと考えます。

本項ではマイナスの想念についての注意事項ですが、逆にプラスの想念についても同様な原理が働くという訳です。本来あるべき正しい想念を絶えず発信し続けることは、その想念の拡がり先への作用のみならず、発信元である私達自身の健全性の維持からも重要なことです。水面の波紋のように発信された想念は何処かで作用した後、再び反射して発信元に返って来ます。有形無形の影響力を及ぼすその想念の潜在力は一人ひとり、何ら特別な資材を要せず行うことが出来ます。こうした祈りの力こそは地球全体の状況打開に威力を発揮するものと思われます。


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